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サンパウロ市=ナイフ通り魔男を逮捕=5カ月に20件超える被害=1人殺害、無抵抗でも刺す

2006年8月4日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】サンパウロ市都心部でナイフによる強盗通り魔事件を繰り返していた男が二日、軍警に逮捕された。男は当局の取調べに対し、過去五カ月間に二〇件以上の強盗を働いたことを供述しているという。この中には携帯電話を奪われた挙句に刺殺された二十四歳の女子大生も含まれている。
 当局ではこの供述をもとに裏付捜査を進めているが、これまでに一〇件を立件、このうち四件は被害者が面通しの結果、犯人と断定、確認した。
 当局ではイジエノポリス区で女子大生が襲われて死亡した事件で、複数の被害者が同一の手口で強盗にあっていることから、同区と中心とした通り魔の犯行と断定、捜査していた。調べによると、死亡した女子大生はいきなり襲われて無抵抗のままナイフで刺された挙句に携帯電話を奪われた。
 軍警は二日夜、被害者の一人から犯人が同区の街路にいるとの通報を受けて、私服捜査員が現場に急行し逮捕した。犯人は悪びる様子もなく手錠をかけられたという。警察の取り調べに対し罪を認めている。
 取調べによると、犯人はナイフで襲いかかり、無抵抗でも傷つけて携帯電話を強奪していた。イジエノポリス・ショッピングセンターに出入する人らは金持ちで、携帯電話も高級なものを所持しているので、それを狙ったと供述している。
 当局ではこれまでに一〇件を立件しているが、ナイフで傷つかなかったのわずかに二件という狂暴さだった。うち四件は被害者や関係者が面通しして犯人を確認した。この中には刺されて重体となり、いまだに病院の集中治療室に収容されている男性も含まれている。
 犯人はパラナ州ロンドリーナ市出身の十八歳、身長一八〇センチの頑丈な体格の持主で、サンジョアン通りのマンションで同性愛の男性と同棲していた。マンションからは、被害者の所持品と盗んだ携帯電話を売った代金二一二レアルが発見された。
 当局によると犯人は精神に異常はなく、周到な計画のもとに非道な犯行を冷静に行ってきたという。犯人は刑務所に行くことで毎日の食事が保障され、清潔な衣服にありつけるとうそぶいているという。

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