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大耳小耳

2006年8月5日付け

 さきの日本祭りで「生け花」と「茶道」のブースは、展示、実演の効果が半減どころでないほど恵まれていなかった。暗いほかに隣のブースの騒音があったからだ。生け花協会は「(借料が)無料でしたから」と小さい声。協会は、今週末、文協ビルで合同展。貴賓室にも展示する。貴賓室は、壁の色が以前と変わっていて、絵画展示なら使用しないところ。協会は、日本文化の粋を自負しつつも、経費節減で我慢が続いている。
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 「日本人の心の歌チャリティショー」の二曲目は「九段の母」だ。田舎に住む母親が、東京の上野駅から靖国神社のある九段まで杖をたよりに歩き、戦死して神として祀られた息子に感謝する気持ちを歌ったもの。プロデューサーの道さんは「日本では靖国神社参拝が問題となっているが、コロニアではむしろ行きたい人が多い。そんな気持ちを込めています」とのこと。
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 今年はじめて二週末開催されたフェスティバル・ド・ジャポン。先日の代表者会議では、さっそく来年の開催期間についても話し合われた。執行部では、アンケートで一週末を希望する声が多いとして週末三日間の開催を提案。いったんは決まりかけたのだが、その時出席者から「フェスティバルは若者が出会い交流する場でもある。一週目が駄目でも二週目に来られる人もいるのだから」と二週末開催の意義を強調する声が。お金の話ばかりが続いていたせいか、その意見は新鮮に響いた。