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■ひとマチ点描■80回目の誕生日

ニッケイ新聞 2006年8月10日付け

 先月入植80周年を祝った、ミランドポリスの第二アリアンサ鳥取村。移住地に建つ入植記念碑には「第二ありあんさ 最初之入植地点 一九二六年八月七日」と刻まれている。
 この日付は、鳥取、信濃の両海外協会が、かの地に2000アルケール(鳥取1200、信濃800)の土地を購入した日。今月7日にちょうど80回目の誕生日を迎えたことになる。
 先月22日に行われた式典では、75歳以上の高齢者15人が表彰された。最高齢は95歳の雁田みつ子さん。同地第二アリアンサ日系文化体育協会の佐藤勲会長から、代理をふくむ一人一人に記念品が贈られた。15人のうち、75歳の中尾秀隆さんと大森聖也さんは、同地生まれの二世の最高齢者だという。
 第二アリアンサも80歳。奥地の風に吹かれながら、入植碑は今も、文協会館の脇にたたずんでいる。(ま)