ニッケイ新聞 2006年8月10日付け
九日深夜、サンパウロ市サンジョアキン街の群馬県人会館が強盗の被害に遭っていたことが分かった。
事件が起きたのは九日午前二時ごろ。三人組の強盗が県人会に住む男性の部屋に侵入した。室内を物色する音で目を覚ました管理人の声で逃走した。
犯人はピストルのようなものを持っていたという。侵入経路は不明。屋根づたいに侵入したとも考えられる。三人の年格好や、どこから逃走したかといったことも分かっていない。
被害に遭った男性は手持ちの現金と時計などを奪われた。このほか、会館正面のガラスが破損した。その他の部屋や、県人会事務所などでは今のところ被害は確認されていない。身体的被害はなかった。
同県人会が強盗被害にあったのは今回がはじめて。同会では今後、鍵の交換など対策を検討するとしている。