ニッケイ新聞 2006年8月11日付け
【静岡新聞】御前崎市内のコンビニに押し入り現金を奪ったとして、菊川署と県警本部外国人犯罪対策課は九日までに、強盗の疑いでいずれもブラジル国籍、住所不定、無職(26)、同(21)、同(17)の三容疑者を逮捕した。同署などはさらに複数の共犯者がいるとみて捜査を続けている。
調べでは、容疑者らは共謀して、ことし四月二十日午前四時十分ごろ、御前崎市池新田のコンビニエンスストアに押し入り、ナイフのような刃物やのこぎりなどで店長の男性(62)らを脅し、現金約五万円を奪った疑い。
防犯カメラには実行犯三人が映っていて、逮捕された少年の姿もあった。二六歳、二一歳の容疑者は実行犯でなく、見張りなどを務めていたらしい。三人は県西部で人材派遣などを通じて知り合ったとみられる。同署は残りの実行犯2人などの行方を追っている。
二六歳、二一歳の容疑者は六月中旬までにそれぞれ、窃盗罪で埼玉県警に、覚せい剤取締法違反(所持)で浜松中央署に逮捕されていた=共に起訴済み=。少年も六月上旬、窃盗の疑いで愛知県警などに逮捕され、家裁送致されていた。