ニッケイ新聞 2006年8月11日付け
先夜のパウリスタは騒がしかった。十月の州知事選への出馬を表明している某候補の宣伝カーが大音量でテーマソングを流しながら大通りを行ったり来たり、と思ったら、あちらの方ではリベルタドーレス杯のサンパウロ応援団が試合前のひと騒ぎ。サッカーはともかくとして、選挙の応援。市民の心理的には、これだけ騒がしいと逆に人気を落しそうなものだが、それは日本的な発想か。
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自閉症学級支援グループと日本酒は、まったく縁がないようだが、このごろ、サンパウロで結び付きができた。何とかして学級を充実させたいグループが、秋田の銘酒「高清水」を仙台七夕祭りとやすらぎホームのつつじ祭りで、資金集めのため販売したのだ。日本酒に目がない人たちがよく呑んでくれて協力した。秋田県人会がストックしていたのを出してくれたのだった。日本祭りでの販売不振?を取り戻した?。