ニッケイ新聞 2006年8月16日付け
ブラジル沖縄県人会(与儀昭雄会長)が今年、県人会創立八十周年を迎える。節目の年を記念した県人会主催の夕食会が、二十五日午後七時半から、サンパウロ市の同県人会(トマス・デ・リマ街72番)で開かれる。母県からは、ブラジル連邦共和国在那覇名誉領事の西原篤一・沖縄ブラジル協会長が来伯。当日は約三百人が出席する予定だ。
沖縄県人会の前身である「球陽協会」が創立されたのは、一九二六年八月二十六日。これまでは戦中戦後の十二年間の不活動期を抜いた形で周年事業を実施してきたが、このほど、その年月を足して八十周年を祝うことになった。
二年後には県民移住百周年を控えていることから、今回は夕食会のみで、特別な式典は実施しないという。
当日は、夕食会のほか、記念のアトラクションなども予定。また、会館にテロンを設置して、県人会八十年の歩みをスライド上映する。日系団体代表など来賓をふくみ、三百人程度の出席が見込まれている。
県人会の節目にあわせて、母県沖縄からは、ブラジル連邦共和国在那覇名誉領事で、沖縄ブラジル協会会長を務める西原篤一氏が来伯。沖縄民謡の作詞作曲を手がける同氏による演奏も行われる予定だ。
夕食会は午後十時ごろまで開かれる。問い合わせは沖縄県人会(電話11・3106・8823)まで。