ニッケイ新聞 2006年8月17日付け
サウーデ文化体育協会(桂川富夫会長)は、第八回すきやき祭りを五日、同文協会館で開催した。昼食時と夕食時を合わせての来場者は約四百人。友人や家族とともに一つの鍋を囲んでのひと時に、会場は楽しそうな話し声でにぎわった。
カセットコンロにすきやき専用の鍋。牛肉、野菜、豆腐、卵、うどんなど材料は本格的にそろえられ、各グループで一つずつの鍋を囲んで、本格的にすきやきを楽しむ。
ご飯はおかわり自由。集まった参加者は家庭的な雰囲気の中で、友人や家族と鍋を味わった。具には婦人部手作りのこんにゃくも入り、材料を持って帰る人もいたという。
「大鍋で煮て、器に配られるだけかと思った」と、半年前に来伯した鈴木秀子さんは、久し振りに食べる日本食の味に感激していた。
同協会婦人部の児玉和代さんは「皆が一致団結できました」と満足な様子。収益は、会館の台所増築資金や活動資金にあてられる。