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給与調整、インフレ上回る=労使交渉の82%で実質昇給

2006年8月19日付け

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十八日】今年上半期に給与調整の九五・六%がインフレ率(全国消費者物価指数=INPC、ブラジル地理統計院算出)と同じか、それを上回る調整率だったことが、労組間社会経済調査統計所(Dieese)の調査で明らかとなった。
 Dieeseは今年一―六月の間に十四州で締結された二百七十一件の労使交渉を分析。八一・九%がインフレを上回る、一三・七%がインフレと同じ調整率だった。八一・九%は、一九九六年に調査が始まって以来の最高値。二〇〇三年には最低の一六・八%にまで落ち込んでいた。
 インフレ率を上回る調整を調整率別にみると、〇・〇一から一ポイント上回る調整は三五・四%、一・〇一から二ポイントまでが二五・五%、二・〇一から三ポイントまでは一三・七%を占めた。業種別では、工業部門はインフレ超の調整が八三・八%、同じが一一・四%、商業部門は九一・一%と六・七%、サービス部門は七六・九%と一八・二%だった。
 「交渉の好結果は、インフレ率の低下、景気拡大、組合側の努力を反映している」とDieeseサンパウロ市支部のオリヴェイラ氏はコメントした。今年一月に過去十二カ月間の累積で五%前後に達していたインフレが六月には二・七五%に低下、今後も低下傾向にあり、今年の経済成長率が三・五%から三・七%と予想されていることから、今年下半期もインフレを超える給与調整は続くだろうと同氏はみている。

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