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半日で19人が強盗被害=観光名所で外国人ら襲う=リオ
2006年8月19日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】リオデジャネイロ市の観光名所で十六日から十七日にかけて、十三時間以内にたて続けに外国人観光客十九人が強盗に襲われた。十四日にはコパカバーナ海岸でポルトガル人学生が強盗犯に腹部を刺され死亡する事件が発生したばかりで、関係者は観光都市の名に恥じるとして治安強化を求めている。
十六日午後、観光スポットのラッパ階段の前で六人組が十四人の外国人観光客を乗せたワゴンをバスジャックして所持品や現金を奪って逃走した。さらに十七日午前、コパカバーナ海岸で五人の中国人が教われ、一人は暴力を振るわれた。二件の犯罪の被害は、デジカメ四台、携帯電話二台、時計数個、ビデオカメラ一台と、現金九〇〇レアルと六〇ドルに及んだ。
州軍警はいつの間にか出現するホームレス、麻薬患者、売春婦の仕業だとして市当局の対策の不備を指摘している。しかし、当局や旅行代理店の要請があれば空港の送迎などをエスコートする用意はあると語っている。当局によると七月の盗難被害は一九四件で、一日六・五件相当に上ったという。