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農畜産部門の不振続く=GDPは今年1・9%減か

2006年8月24日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】農畜産業界の国内総生産(GDP)は一月から五月までに二・六八%の減少となったことから、年末までに一・九%の減少に転じるとみられている。
 全国農畜産連盟がサンパウロ大学の協力で分析・予測したもので、アグリビジネスのGDPは今年八一九億五〇〇〇万レアルで、昨年の実績八五二億レアルの三・八一%減、畜産は六四九億九〇〇〇万レアルで昨年の六七八億四〇〇〇万レアルに対し、四・二一%の減少になるとみている。
 輸出ではエタノールおよび抽出製品が好調で、向う二年間で肉類を上回ると予想されている。これらの製品は今年七カ月間で三五億五九〇〇万ドルに達し、昨年同期の二五億三六〇〇万ドルを四〇・三%上回った。年内は六五億ドルから七〇億ドルになると予測している。これに対し肉類は昨年の横ばいの八〇億ドルで、鳥インフルエンザによる需要の急減などが尾を引いて、頭打ちになるとみられている。