農務省は麻州と南麻州、ゴイアス州、バイア州、ミナス州の二十五カ所で違法遺伝子組替え綿の栽培を発見と発表した。全部で一五万四〇〇〇ヘクタール、全体の一八%に当たる。種子はモンサント社のランダップ・レイディとされ、国内では栽培禁止である。
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EUの大豆加工業者やスーパー、ファスト・フードがアマゾナス産大豆の購入を見合わせている。これはグリピースが不買運動を起こし「ガーデアン紙」に発表したため。アマゾン熱帯雨林の伐採は、多国籍企業の栽培奨励に乗って行われたものだ。
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遺伝子組替え(GM)農産物が十年の歴史を迎えるのに、消費者の疑問は晴れないようだ。国連食糧農業機関(FAO)によると、GMが人間や動物の健康に悪影響を及ぼしたという報告はまだ入ってないという。GM反対運動をよそに、GM農産物の生産は増加の一途にある。GMを含んだタンパク質の生産も激増した。
アグリビジネス
2006年8月30日付け