【フォーリャ・デ・サンパウロ紙三十一日】半数を超える有権者が大統領、知事、市長の再選に賛成していることが、八月二十九日に実施されたダッタフォーリャの調査で明らかとなった。
大統領の再選に賛成の有権者は六八%に上り、(二〇〇五年七月二十一日実施の前回調査では六五%)と比べ三ポイント上昇した。反対は二八%(三三%)だった。知事の再選は賛成六五%(六四%)、反対三一%(三四%)、市長は賛成六三%(六三%)、反対三三%(三四%)。
地方別では、北東部に賛成が七四%と多く、中西部六八%、南東部六五%、南部六三%と続いた。年齢別では、十六歳から二十四歳までの若者に賛成が多く(七三%)、六十歳以上は六〇%と少なかった。また、貧困層と低所得者で賛成が多く(七〇%)、所得と修学年数が上がるにつれて、賛成は少なくなっている。
一九九七年に再選を認める法案が承認される前の九五年と九六年の十二月に実施された、大統領(当時はカルドーゾ大統領)の再選についての調査では、賛成が二八%から三八%に上昇し、反対が四九%から三八%に低下した。九六年までは高所得(五一%)、高学歴者(五二%)の間で賛成が多かった。
再選の賛成は現職候補への支持が大きく影響する。現職大統領のルーラ氏の支持者は、八〇%が賛成する一方、対立候補のアウキミン氏の支持者は賛成が五四%に留まっている。九六年の調査では、労働者党(PT)支持者の賛成は二九%に過ぎなかったが、現在は八一%に急上昇した。
大統領再選への賛成多く=知事、市長も6割超える
2006年9月1日付け