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環境保護院の24人逮捕=建設許可で便宜計り収賄=リオ

2006年9月1日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十一日】リオデジャネイロ州連邦警察はリオ市で三十日、自然環境保護院(IBAMA)の行政監督官二十四人を公文書偽造や収賄などの疑いで逮捕した。これに関連した実業家七人も同時に逮捕された。
 これら二十四人は組織ぐるみで、リオ市内のフルミネンセ地区や近郷のアングラス・ドス・レイスやカーボ・フリオおよび隣接するニテロイの各市で、リゾートホテルやマンション建設で許可書類に嘘の記述をして便宜を計らっていた。その見返りに一件六〇〇〇レアルから二〇万レアルに至る賄賂を受け取っていた。
 連警では昨年七月から密告情報をもとに二〇〇人の捜査員を動員して、同院の監督官八十七人の身辺を捜査した結果、二十四人をクロと断定した。なかには建設業者と金の授受の現場を隠し撮りされたのもいた。
 逮捕された中には同市海岸で禁漁期間にもかかわらず、偽の営業許可証を発行した監督官と二人の漁業関係者も含まれている。