コラム
ウルグアイで長年自閉症児の教育に尽力した三枝たか子先生がこの度来伯。先日、サンパウロ市の日教寺で歓迎会が開かれた。
関係役員や来賓があいさつに立つ。今後の同学級の発展に大きな期待がこもっていた。
同学級が開講して約五カ月。箸を持てなかった子が持てるようになり、自転車にも乗れるようになった。
ここまで成果が出ているのは保護者会の協力、そして、まだ見習いとはいえ、これまで一生懸命に指導をしてきたエドアルド先生の努力だろう。
この日は三枝先生の歓迎会。役員や来賓のあいさつがあって当然。しかし、現場を知るエドアルド先生の挨拶一つもなかったのは悲しかった。
最後の記念撮影に、後から呼ばれて左隅に収まったエドアルド先生。三枝先生が帰国した後、今後の学級を支える一人の現場の先生をもう少し称えて欲しかった。(泰)
2006/09/14
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