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ブラジル人を機内で拘束=飛行中ドアを開けようとし

2006年9月15日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】柔術家のブラジル人、カルロス・アウベルト・デ・オリヴェイラ(43)が十二日、飛行中の機内で緊急出口のドアを開けようとして乗客らに取り押さえられ、到着後に航行妨害の容疑でFBI(米連邦警察)に逮捕された。
 事件はロサンゼルスからワシントンに向かうユナイテッド890便で発生。同便には乗客一八三人、乗員六人が搭乗していたが、けが人はなかった。容疑者はポルトアレグレ市で柔術を練習し、日本で開催された大会から戻る途中だった。
 乗客の証言によると、容疑者は離陸後、両手にシートベルトを巻きつけて二十分間にわたって窓ガラスを叩くなど、奇妙な行動を繰り返していた。その後「助けて」と客室乗務員の叫び声が機内に響き、乗客数人がドアを開けようとした容疑者を取り押さえに向かった。
 容疑者は五時間の飛行時間のうち三時間半経過後に拘束された。拘束を知った機長は緊急着陸を中止し、同機は定刻どおり目的地に到着した。

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