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東西南北

2006年9月15日付け

 連邦会計検査院(TCU)は十三日、二〇〇三年に大統領府広報局が業者と結んだ二件の契約に不正があったとして、特別監査の実施を決定した。契約内容は政府広報の雑誌とパンフレット五〇〇万部の発行、契約相手はメンドンサ氏とサントス氏。水増し請求により、国庫に一一六〇万レアルの損失をもたらしたという。
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 レンボサンパウロ州知事は、軍政時代に身柄を拘束された政治犯に補償金を支払うことを裁可し、十四日付けで法令を発令する。対象者は一七四人以上、補償額は拘束され拷問を受けた人に二万二〇〇〇レアル、死亡または後遺症が残った人に三万九〇〇〇レアル、総額四一〇万レアルに上る見通し。
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 サンパウロ州オザスコ市の住宅を襲った強盗らが十二日夜、自動車で逃走中、ラポーゾ・タヴァーレス道で追跡してきた軍警に撃たれ四人が死亡した。強盗らは住宅に侵入し、年金生活者ら三人を人質にとって、現金一二〇〇レアルや携帯電話などを奪っていた。
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 連邦警察は十二日、サンパウロ州ソロカバ市の農園で大麻八トンを押収し、農園主や使用人ら四人を逮捕。大麻はパラグアイから運びこまれた疑い。
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 ミナス・ジェライス州ゴヴェルナドール・ヴァラダレス市で十三日朝、社会保障院(INSS)の鑑定医師が自宅玄関前で自転車に乗った男に三発撃たれて死亡した。金品は奪われておらず、警察は犯行動機を復讐とみて捜査を進めている。保険者が医療手当の受給対象者かどうかを決める鑑定医師は、保険者から言葉や肉体的暴力を受けることが多い。同医師らは安全対策を求め二日間の予定で全国ストを開始。