今月五日にサンパウロ州マウアー市で拉致されていたサッカーチーム、パウメイラスの選手の妹(21)が十四日、リオ・グランデ・ダ・セーラ市で解放された。警察は犯人五人を逮捕、一人を射殺。被害者は手足をしばられ、顔を覆われた状態で監禁され、最後の四日間は食事や水も与えられていなかったが、けがもなく無事だった。二十五回に及ぶ電話交渉の後、身代金六万レアルと引き換えに人質は解放された。警察は約四万五〇〇〇レアルを回収した。
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イタリアのミラノでブラジル人の元シスター(39)が、愛人の神父(70)の自宅を放火し、起訴された。神父が別の愛人を作ったのが動機。警察に連行される時、「彼を愛している。でも遅かれ早かれ彼を殺す」と言ったと地元紙は伝えている。
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ペルナンブッコ州で十四日、農地占拠運動(MST)が七カ所で道路を封鎖。
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設備更新を理由に七年前から閉鎖されていた、サンパウロ市イビラプエラ公園内のプラネタリウムが、最新の投影機とともに二十二日にも再開の運びとなった。一般公開は二十三日から。ラテンアメリカ最初の同プラネタリウムは一九五七年に完成、以後約四〇〇万人が天体ショーを楽しんだ。
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冬はどこに行った―? 十四日は全国的に気温が上昇し、リオ市では最高気温三八度、サンパウロ州内陸部でも三六・六度を観測した。湿度が二〇%前後に急低下し、気象庁は注意を呼びかけている。十五日もサンパウロ市で最高三二度の予報。しかし、十五日夜に寒冷前線がサンパウロ州に接近、雨が降って十六日と十七日は幾分涼しくなるが、十八日に暑さは戻るという。
東西南北
2006年9月16日付け