コラム
「日本人よりもブラジル人の方が、障害者に対する受け入れが優しい気がするね」と、こどものそのの「牛の丸焼き祭り」で会った男性が話していた。障害者福祉に携わってきた経験者だ。
「こうやって祭りを開いても、一般の人が多く来てくれるし」
一方、別の人からは「日本の方が、理解があると思うよ。学校に対する公的な支援もあるし、職場の提供だって進んでいる」との声。「ブラジルはまだまだだよ」
政府による支援政策と社会の中での認識と、共に必要なこと。大きくて重要な課題に頭をひねるべきなのだろう。けれど、一個人としては祭りで盛り上がる園生たちを見て「みんな楽しそうでいいな~」
今回のような祭りに参加すると彼らの存在を身近に感じられる。いろんな人が集まって、彼らと交流を持つことが一歩なのかなと思う。(稲)
2006/09/19
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