【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十九日】わずかな雨にもかかわらずサンパウロ市中央区のアニャンガバウ・トンネルが十八日早朝に浸水し、通行が制限されて渋滞を引き起こした。
サンパウロ市役所緊急管理センターによると、同区の降雨量は同日一四・二ミリメートルで、決して多いものではなかったという。浸水によりコンゴーニャス空港方面四車線のうち三車線が午前四時五十分から九時十分まで通行禁止となり、九時時点で市内全域の渋滞距離が通常の約一・五倍の一三二キロメートルに達した。
浸水の原因はゴミが詰まって排水ポンプが作動しなかったためと市の担当課は発表した。ポンプは昨年に集中点検が実施されたばかりで、現場の清掃は予定どおり行われていた。
同トンネルは一九九九年に豪雨と排水口のゴミ詰まりが原因で、高さ五メートルまで浸水し、乗用車やバスなど一六〇台が水没する事故が発生している。
小雨でトンネル浸水=排水ポンプ故障で市民迷惑=サンパウロ市
2006年9月20日付け