【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】連邦政府の策定し議会に提出した来年度予算案の歳入で、臨時収入が一〇二億レアルと見積もられ、今後同案の審議で問題になることを議会関係者は憂慮している。
予算案では連邦国税庁を通じた歳入が四〇〇三億レアルと試算されており、臨時収入は二・五四%に相当する。政府筋によると、臨時収入は監査や脱税対策の強化で捻出するという。特に社会保険融資納付金(Cofins)は三九億レアル、所得税は二八億レアルと臨時収入の当てにされている。
臨時収入が予測不可能であることは予算管理省も認めており、歳出と歳入の増加を盛り込んだ予算案に不確定要素をもたらし、議会での審議上新たな問題になる可能性があると予算委員会筋は懸念している。
臨時収入で皮算用=来年度予算審議で問題化か
2006年9月21日付け