【エスタード・デ・サンパウロ紙二十一日】全国の銀行組合は、賃上げ交渉で経営側に圧力をかけるため、二十六日に二十四時間ストを実施することを決定した。経営側が要求を受け入れない、また妥協案を提示しなければ、無期限ストに突入すると組合側は脅しをかけている。
組合はインフレ調整に加え、七・〇五%のベースアップと一五〇〇レアルを超える給与に五%のボーナス上乗せを求めている。これまで五度の交渉が行われたが、経営側は何ら提案を行わず、今年は給与を調整しないことをすでに通知している。
全国銀行連盟(Fenaban)は組合側の頑なな要求とスト入りを唐突だと非難するとともに、交渉の準備があり、銀行の店舗が営業できるよう法的措置を講じるとの声明を出した。
国内には約四〇万人の行員が勤務しており、昨年は六日続いたストの後、六%の給与調整と一七〇〇レアルのボーナスを組合側が勝ち取っている。
26日に銀行スト入り=無期限ストの可能性も
2006年9月22日付け