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日本で脚光浴びる伯製品=美容と健康関連に人気

2006年9月22日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】日本で今、ブラジル製品が脚光を浴びている。昨年フランスで開催された〃ブラジルウェアー〃で、フランスではブラジルブームとなったが、今年は地球の反対側でヴェルジ・アマレーロが氾濫するとみられている。
 ブラジルのロビイストでコンサルタントのレウジェネ・ニシカワ氏によると、とくにブラジルの美容と健康関連商品が人気を集めているという。雑誌や新聞はほとんど毎月ブラジル特集記事を掲載している。
 中でもニュースウィーク誌は六月号でブラジル特集を組み、表紙を飾った。モード誌はブラジルのモデルを登場させて衣装を紹介している。スタイルにちなんだ衣装、アクセサリー、食品が人気を博しているという。
 特に東京では流行の先取りで、ブラジルのモードが注目されており、女性すべてがジセリ(ブラジルの世界的トップモデル)にあやかりたいと、熱望していると評している。
 日本では、ブラジルはサッカーとカーニバルしか知名度はなかったが、二〇〇二年の日本と韓国共催でのサッカーのワールドカップで優勝して以来、認識度が高まった。〇五年度のブラジルから日本への輸出は一六億六〇〇〇万ドルだったが、今年は一七億八〇〇〇万ドルとすでに一〇%強の伸びとなっている。しかし製品はこのうちわずか一六%に過ぎない。
 前出のニシカワ氏は、日本は世界的に品質に厳しい国だが、しかし一度信用するとトコトン需要が伸びるとしている。さらに在庫を切らさないのも重要なポイントだと助言する。
 婦人靴デザイナーのフランセスカさんは市場開拓に成功した一人で、一足当り七〇〇ドルの商品の、生産の二〇%分を日本に持ち込んでいる。第二号店を六本木に開店すべく準備中だ。
 婦人服のマリソルでも手応えを感じている。現在年間二〇万ドルの輸出だが、品質が良ければ売れることが実証されたとして、今のチャンスを逃さず拡販に努力するとしている。