ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

2006年9月27日付け

 ルーラ大統領は二十五日、ラジオ局のインタビューで、対立候補の個人データ購入の責任はベルゾイーニPT総裁にあると言明した。そうした卑劣な行為を働いたものは償わねばならぬと述べたが、選挙運動責任者に同総裁を選んだのは自分でないとして、自身の過失は認めなかった。
     ◎
 連邦検察庁は二十五日、コスタ元保健相とソアレス労働者党財務担当、他十一人を保健省への医薬品納入汚職に関与したとして収賄、犯罪組織構築、資金洗浄の罪で起訴した。同汚職がらみで二〇〇四年に二十人が既に起訴されている。ペルナンブッコ州知事候補のコスタ氏は、選挙妨害とみなし、汚職への関与を否定した。
     ◎
 サンパウロ市警察殺人捜査課の捜査官の妻が二十五日夜、同市北部ジャルジン・サンパウロ区の自宅で二歳の娘を捜査官の拳銃で射殺した後、頭を撃って自殺した。夫と口論した後、妻は子供部屋に立てこもり、ドアを破るため夫が助けを求めに家を出た間に事件が発生。口論の原因は発表されていない。
     ◎
 サンパウロ州プライア・グランデ市検察は二十五日、サントス沿岸部で麻薬密売のボスと関係を持ち、用心棒を引き受け、密売に関わったとして市警の警官九人を起訴した。電話の盗聴により関与が発覚した。
     ◎
 サンパウロ市北部で二十五日、地下鉄ポルトゲーザ・チエテ駅の高架橋にトラックの荷台が衝突し、積荷のトラクターが落下して道路を二車線ふさいだ。その後五時間近く通行が規制されたが、現場付近は渋滞しなかった。助手席の若者がけが。運転手によると、荷台は独りでに上がったという。