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インディオの実状紹介展=南さん、来年日本で

2006年9月27日付け

 ブラジルに暮らすインディオの生命を脅かしながら、日本人が豊かな生活をしているのでは――。熱帯森林保護団体(南研子代表)は、来年の五月、八月に広島と東京で、インディオに関する展示会を開催する。
 同団体は、一九八九年に熱帯森林及びそこで暮らす原住民の保護を目的として設立された。シングー・インディオ国立公園に居住する十八部族を対象に、植林を行ったり、インディオの衛生管理や識字教育の支援を実施している。
 来年の展示会では、ブラジル最大のカヤポ族の代表ら三人を日本に招待し、ワークショップやシンポジウムを通じて、「インディオらがどういう風に暮らし、いかに森を守っているか」を伝えたいという。
 南さんは、大豆農地の拡大、地下資源開発を例にあげ、アマゾンと日本とのつながりを強調する。「インディオらの生活はただのファンタジーではなく、実は自分たちの生活と関係しているということを一人でも多くの人に知ってもらいたい」。
 同団体の活動は政府関係機関、企業、約千五百人の個人会員により支えられている。ホームページ=www.rainforestjp.com