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双発機墜落、3人死亡=相次ぐ事故で揺らぐ業界

2006年10月4日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙三日。】マラニョン州ポンタ・デ・サンタナ市(サン・ルイス市から一〇〇キロ)で二日午前九時ごろ、エンブラエル(航空機製造公団製の双発機が墜落し、乗員を含む三人が死亡する事故が発生した。
 墜落したのはリトアニア航空社所有の小型機で、同市のピニェイロ空港の二キロ手前の時点で着陸体制に入ったところだった。乗客二人はブラジル銀行の行員で同市の自動支払機用の現金を運んでいた。
 民間航空局では事故の原因を調査中だが、左翼が墜落現場から三〇〇メートル離れた地点に落下していることから、部品の故障か電流関係に問題が発生して火炎が起きたものと見ている。
 遺体は黒こげ除隊で、積まれていた現金の大半も消失した。火災で焼失したか、住民に持ち去られたかは判っていない。
 同州では先週、州知事一行を乗せたヘリコプターが墜落したが、幸い全員が軽傷ですんだ。民間航空局ではマット・グロッソ州で二十九日、GOL航空のボーイングがジェット機と接触して墜落したばかりで、航空安全に神経をとがらせている。