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大耳小耳

2006年10月4日付け

 近く中高年全伯日系陸上競技大会が行われる。参加最年長選手はもう判っている。八十九歳(八十五歳以上クラス)の高木広太郎さん(アナスピ所属)。来年から九十歳以上クラスに入るが、どうやらコンコレンテ(競争者)がいないらしい。出場種目をきいたら、こともなげに「百メートル、二百メートル、三段跳び」。長寿者は少なくないが、九十歳になって、他人と走力、跳躍力を競う自分を想像できる人は多くはあるまい。
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 UPS相撲大会に招待されたブラジル人力士の孝東さんはサンパウロ州グアルーリョス市の出身。大相撲玉ノ井部屋に入門してから丸三年振りの帰伯だというが「まだ一日しか実家に帰っていないすよ」とのこと。久々の故郷でゆっくりとはいかないようだが、やはり外国人力士が話す流暢な日本語には驚かされる。ぜひ語学上達の秘訣を教えてもらいたいもの。
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 最近、リベルダーデの治安が悪くなっている。グロリア街の日系バールも二日未明、空き巣に入られた。シャッターの鍵が壊され、小銭などが奪われたという。店員によれば、「この辺の店は、よくやられてるわよ」。アサウトに遭遇した話もよく聞くし、金銭をせびる子供の浮浪者も多くなっている。ご注意を!
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 三日付け本紙七面「日系連議が4人誕生」の記事中、マットグロッソ・ド・スール州議会議員に当選したアキラ・オオツボ氏(PMDB)が「元州議」とあるのは、「前州議」の誤り。訂正します。指摘のあった読者によれば、同議員は六回連続当選とのこと。