コラム
先月末に開催された県連主催のふるさと巡り。遠方の移住地や南米の歴史に触れる遺跡を数多くまわることができ、充実した内容であった。
しかし、各移住地で設けられた食事会のあり方について、少し残念に感じた。
この食事会は普段「めぐり会えない」各移住地の人たちと、将来へとつながる絆を育む貴重な時間だ。だが、今回の食事会では、初めから参加者と訪問先の人たちが席を別にして座ることが多かった。
旅の一行同士で固まってしまっては、せっかくの機会がもったいない。ふるさと巡りは各移住地の人たちとの交流にこそ醍醐味があると聞く。
小さなことだが、次回のふるさと巡りからは、両者が同じテーブルに座り、自然と会話ができるようにもう少し配慮できれば、より充実した交流の場になるのではと感じた。(泰)
2006/10/05
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