【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】今年の夏時間(サマータイム)は十一月五日午前零時を期して行われ、来年二月二十五日まで実施される。四日付官報(ジアリオ・オフィシァル)で発令された。
対象となるのはブラジリア連邦区のほか、サンパウロ、南リオ・グランデ、サンタ・カタリナ、パラナー、リオ、エスピリト・サント、ミナス、ゴイアス、マット・グロッソ、南マット・グロッソの一〇州で、一時間時計の針を進めることになる。
ほかの一六州は、対象外。例年は十月中旬に実施されるが、今年は十月二十九日に選挙の決選投票が行われることで、実施がずれ込んだ。
このため実施期間は、昨年の一二六日間より一三日間短縮された。サマータイムは一九三一年に法令化され、一九八五年からは毎年実施されている。
夏の季節での電力消費のピークとなる十九時から二十一時は、サマータイムにより四%から五%に相当する二〇九〇メガワットが節約されるという。加えて送電線の過剰加熱の防止にもなり、大停電を阻止できるとのこと。
昨年は全国平均で四・六%の節約となったが、一大消費地のサンパウロ州では四・八%の効果があった。
夏時間は11月5日=選挙で例年より実施遅れ
2006年10月6日付け