姉妹都市、大阪で観光客誘致キャンペーン実施―。
ブラジル日本移民百周年協会の吉岡黎明総務委員長、田中洋典祭典委員長らは二日午後、サンパウロ市国際交流局関係者と会合を行い百周年に対する具体的な協力を取り付けた。エレーナ・ガスパリン国際交流局長、レナタ・ヴィエラス局長補佐官が出席した。
田中委員長によれば、ガルパリン局長らは、百周年前に姉妹都市である大阪市に訪問団を派遣、観光客誘致のキャンペーンを行いたい考えを示したという。なお、日本の伝統芸能イベント開催にあたっては、市立劇場を無料貸与する考えも明らかにした。
現在、協会内の表彰委員会でも対象者が検討されているが、「サンパウロ市や日系社会に貢献した人を、市から十人ほど推薦したい」との申し出もあったようだ。
田中委員長は、「〇八年には日本から多くの慶祝団、観光客が訪伯する」との見込みを話し、市観光協会による日本語ガイド養成の必要性を訴えたという。
「サンボードロモを貸してくれるなど、とても協力的な姿勢を示してくれている。これから本腰を入れて物事を進めていきたい」と田中委員長は褌を締めなおしている。
市立劇場無料貸与も=サンパウロ市国際交流局長と会合=百周年協会
2006年10月6日付け