コラム
箱物四事業が「三事業」に――。ノロエステ日伯文化連盟が主催団体となっていた文化センター案が頓挫した。(先月三十日付け)
後日、連盟関係者から編集部に電話があり、聞かれた。「誰かに書いてくれと言われたのか」。
つまりこういうことらしい。四大事業の優先順位は、同案が二番目。他案の主催団体が策を弄した、との勘ぐりだ。
総会でも決議されているが、センター案は置いておきたい、という。というのも、日本からの援助を信じているようなのだ。聞けば、百周年協会の幹部の〃確約〃が裏付けとなっている。
アルモニア学園の計画案もそうだが、資金調達は各事業で行うことは決定済み。この幹部の惑乱発言は腑に落ちない。
執行委の改革案を練る遠山景孝氏は、当然現実路線を打ち出した。夢はもう結構。目の覚める展開を待ちたい。(剛)
2006/10/06
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