ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
民家に深夜の鉄砲水=水道管破裂、泥土に埋まる
2006年10月11日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】サンパウロ市西部ポンペイア区で九日早朝、水道管が破裂したため泥土をともなった大量の水が民家に浸水し、家具などが被害を受けた。事故が発生したのは同区ポンペイア通りとゴンザガ・ドゥケ街の交差点で、水道管が破裂し大量の水(一秒間に三〇リットル)が放出したことで、舗装アスファルトを破壊し、幅四メートル、深さ三メートルの穴を空けた。
道路の土砂をともなった水流は、泥水の鉄砲水と化して二〇軒の民家を襲った。時刻が午前四時ということもあり、ほとんどが就寝中で、なす術もなく、家具や車が泥かぶれとなった。
事故近辺は通行止めとなったが、う回で混雑したものの渋滞には至らなかった。同区の一六〇〇世帯が断水となったが、十一日には復旧の見込み。サンパウロ市内ではこの一年間で同様の事故が三件相次いでおり、水道局のズサンな工事に批判がでている。