コラム
二十一万レアル。会の年間予算をはるかに超える高額請求が「不惑の年」の県連をゆさぶっている。昨年度フェスティバルの会計問題に端を発したこの問題は、訴訟という形で火を噴いた。
中沢宏一前会長をはじめ前執行部関係者は、当該業者との契約にはサインしていないと主張。他の関係者の名も挙がったが、代表者会議には関係する人の姿はなく、執行部の説明のみに終った。
「説明する用意がある」と話す中沢氏。まず必要な事は新旧執行部を含む関係者が顔を合わせ、事実関係を確認することではないか。昨年来続く連合会内部の相互不信が問題をここまで大きくしたようにも感じる。
年ごとに規模を拡大してきた県連日本祭。百周年メイン行事の一つになりうるものだ。裁判問題が長引けば、県連の力量だけでなく、イベントそのものへの評価も下がってくるだろう。(ま)
2006/10/11
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