2006年10月19日付け ファベーラ住民に日本文化を伝え、文化交流をはかる「日本祭り」が二十一日(土)午前十時から午後四時まで、サンパウロ市パレリェイロス区のファベーラ「ペケーノ・プリンシペ」(Rua Amario Alves do Rosario,951-Parelheiros)で開催される。モンチ・アズール住民協会と同地区の日本人ボランティアの主催。
今年のテーマは「多様性」。「日本とブラジルをミックスした可能性の多様さを感じてもらうこと」を目的にしている。
この日は、琉球太鼓やモンチ・アズールの日本語学校生徒による「日本の歌の発表会」や、ペケーノ・プリンシペの地域住民と日本人ボランティア合同のソーラン節などが披露される。
この他にも凧作りや折り紙、書道などの体験ブース、在伯被爆者協会の協力による原爆写真の展示などもあり、一日中楽しめる内容となっている。
また食べ物では、パレリェイロス地区にある日系団体の婦人部の協力で、ヤキソバを格安の一・五レアルで販売。一本五十センターボの焼き鳥もある。
ボランティアの一人、橋口博幸さんは「ただの日本の紹介にはとどまらない充実した内容。このお祭りを通して、様々な人達が繋がることができたら幸いです」と話している。
【行き方】Santo AmaroバスターミナルからTel,Parelheiros行きに乗り約一時間、Rua Amario Alves do Rosarioで下車。(Subprefeituraの目の前)そこから徒歩十分。