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百周年にも期待込め=日系2連議当選を祝う=ACAL

2006年10月19日付け

 今月の統一選挙でサンパウロ州から連邦下院議員に当選した飯星ワルテル、ウィリアン・ウー両氏の祝賀会が十七日午後七時半から、東洋会館であった。リベルダーデ文化援護協会(ACAL、池崎博文会長)主催。日系団体、県人会代表者を始め、リベルダーデ区内の警察関係者など約百五十人が出席、コロニア希望の星に大きな期待を込めた。
 池崎会長は壇上で飯星、ウー両氏の経歴を読み上げ、リベルダーデを代表し、喜びを表した。
 酒井清一援協会長は、個人的なエピソードにユーモアを交えて紹介、「滞在先の日本で当選を知ったとき、本当に嬉しかった」とスピーチ。
 上原幸啓文協会長、松尾治県連会長、丸橋次郎在聖総領事館首席領事もそれぞれ祝辞を述べた。
 飯星氏は、リベルダーデに特別な思いを寄せていると話し、「日系人がブラジルを代表できるように頑張りたい」と抱負を述べた。
 ウー氏は、「二人で二十万の得票があり、当選できたことは、サンパウロだけでなく、地方でも日系の方の協力が大きかった」とコロニアに対して謝辞を送った。
 両氏の百周年を視野に入れたあいさつに、会場からは大きな期待を込めた拍手が送られた。
 続いて、ACALから兜と剣をあしらった額が強さの象徴として贈られた。網野弥太郎顧問は、『勝って兜の緒を締めよ』の格言を引き合いに出し、エールを送った。
 鏡割も行われ、会場は二日系連議の誕生を喜ぶ声に包まれていた。
 今回の祝賀会を企画した池崎会長は、「このままじゃ百周年は、何もできない。二人に手伝ってもらえれば」と大きな期待を寄せていた。