ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

ブラジル外交、どこへ行く=大統領選と未来の経済環境

2006年10月20日付け

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十九日】壁に当たって頓挫しているブラジルの外交政策は、ボリビア問題とWTO(世界貿易機関)を巡って政権獲得を目指すPTとPSDBが対峙している。
 ブラジルは、米国優先かラテン・アメリカ優先か。そしてFTAA(米州自由貿易圏)は、どうなるのか。有識者にとってブラジルの将来を占う上で、由々しき関心事である。
 PTはメルコスルとラテン・アメリカからなる南南連合を国際交渉での拠点にする考えだ。ここからEUや米本土、アジア地域へ商圏を広げる。特に前提条件が付くような覇権主義を排し、国家主権を打ち出す。
 PSDBにとってラテン・アメリカは、地理上の燐国に過ぎない。地域の友好的関係はエネルギーや通商上大切だが、地域にこだわらない相互の利益関係を優先する。中国方式の現実主義を取り入れ、経済が好調な先進国との通商に重点を置く。米国とは、新しい通商関係を模索する。
 ヴェネズエラのメルコスル加盟は、迷惑ではないか。PTはヴェネズエラ対米国の関係は、ブラジルの責任ではないという。ヴェネズエラはメルコスルにとって有益なメンバーで、ブラジルは緊張緩和に貢献すべきと主張する。
 PSDBはヴェネズエラに限らず、中南米諸国を広く招く考え。同国は国連の常任理事国入りを目指し、メルコスルにとって迷惑よりも今後の発展を期待している国という。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button