「第三十回サンパウロ国際映画祭」がサンパウロ市で二十日から十一月二日まで開催されている。期間中、市内十四カ所の映画館で四十四カ国の四百二十作品が上映。日本関係では、「ゲルマニウムの夜(O Sussurro dos Deuses)」(大森立嗣監督、〇五年)のほか、高倉健主演の日中合作映画「単騎、千里を走る(Um Longo Caminho)」(Zhang Yimou監督、〇五年)、日米合作の「Big River」(舩橋淳監督、〇五年)が参加している。詳細は同映画祭のサイト(www.mostra.org)で。
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イグアスの滝で有名なブラジル国境の町フォス・ド・イグアスには、パラグアイに農地を持つ日系農家が多い。同国の土地が安かった時代に、多くのブラジルの日系人が訪れて土地を購入したためだ。その人たちはブラジルとパラグアイ両国の国籍を持っており、地元では「ブラジルグアイ」と呼ばれているとか。
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雑誌を読んでいたら、ある新刊本の紹介があった。日系ブラジル人が北朝鮮に乗り込んで極秘機密を暴く、といった内容のよう。日系ブラジル人である必然性がどこにあるのか気になった。秘密工作員やスパイといった役割であろう主人公は、国籍不明であったりすることが多い。日系人を設定したのは、そういうイメージを読者に与えやすいのだろうか。まずは読むべし、とその頁をちぎった。
大耳小耳
2006年10月21日付け