サンパウロ州立大学(UNESP)の移動救急班が応対した患者は、火傷や感電などの事故に次いで精神障害が二番目に多いことで奇異としている。精神障害の内容は、カッとなり凶暴性発揮するが四五%、アル中が二〇%、ノイローゼでイライラが一五%、引きつけが八%、自殺志向が五%。
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ヴェネズエラのチャヴェス大統領は国連安保理非常任理事国入りを諦めて、同大統領が根回しをして得た三五票の支持票を回すから、ボリビアのモラレス大統領に非常任理事国入りで立候補するように薦めた。三五票贈与で本人も、その気でいるらしい。
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欧米では既に市販されているナノテク(超極細技術)食品の導入をブラジルでも検討している。同じ養分のある商品が、超微粒子のため微量で摂取可能。将来の宇宙食になるようだ。完全に消化できる状態で摂食するので、胃も肛門も不要になるらしい。食べる楽しみも食べる時間も必要なくなる。遺伝子組替え(GM)食品の導入でモタモタしているブラジルに、正体不明の新顔が参入することになる。
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米連邦衛生庁がクローン豚の食品加工や製薬原料としての利用を認可したことを受けて、ブラジルのダノネやネストレがスープへの利用で認可申請に動いている。米国ではクローン家畜が本格的に飼料原料として使われ、その飼料を食べて育った動物が食卓に毎日上がっているという。これまでにクローン家畜が、消費者に悪影響を及ぼしたという報告はないとしている。ステーキなどは品質均一のため、レストランで好評とされる。
東西南北
2006年10月27日付け