コラム
路上生活者は多いにしろ、日本と比較すればブラジルの乞食の多さには驚きを隠せずにはいられない。
サンパウロ市で生活している物乞いを観察していると、日本のタイプとは大きく違うことに気が付く。
「いくらでもいいので、お恵みを下さい」とただ座ったまま施しを待つ日本のタイプに比べ、ブラジルでは最近は特に、「プラート・ド・ジーアを払ってくれ」「牛乳を買ってくれ」「ピザが食べたい」などと、目星の物を注文してくるものや、とにかく話し掛けてきて、友達になろうとするパターンまで様々。
メトロの中で配られるカードや〃演説〃も「どういった方法だったら施しを得られるか」と非常に凝ったものが多い。
こんなところにも、お国柄が!
(来)
2006/10/28
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