二十八日に行われた文協評議員会では何も決議されず、来月十一日に持ち越されることだけが決定した。文協はどうあるべきか、との飛躍も見られたが、「いつものシャンシャンではないから良かった」と活発な議論を喜ぶ声も。興奮してか鼻血を出す評議員もいるなか、前会長の「まあ、とりあえず今回は承認して、何か問題があれば改正すればいいのでは」という旧態依然とした発言が対照的だった。
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文協評議員会の席上、大原毅評議員会長は、議長を務めながら、発言者に応じて日ポ両語の通訳としても大忙し。会が紛糾するにつれ、日本語の発言を日本語、ポ語の発言をポ語で説明する場面も。指摘を受け、頭を掻きながら照れる姿に笑いが起き、緊張した雰囲気を和ませた。会の法律である定款の改正。文協の将来を憂えた評議員たちの真摯な姿勢が印象的だった。一方、上原幸啓文協会長はいつものように沈黙を守り、眉を曇らせていた。
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プロ野球の中日ドラゴンズに在籍していた日系二世の桜井嘉実外野手(21)が二十八日付けで球団から戦力外通告を受けていたことが分かった。桜井選手は小学校五年生の時に訪日、中学校から野球を始めた。高校時代には通算三十九本塁打を記録し、二〇〇二年のドラフト会議で中日に入団したが、優勝争いを競うチームにその力はなかなか認めてもらえなかったようだ。今後は十二球団の合同テスト(トライアウト)も視野に入れた新たな入団先を探す事になる。
大耳小耳
2006年10月31日付け