コラム
〇四年の改正民法改正で直接選挙になったものを再度、従来の評議員会選任制に戻すことに評議員会で強い反発があった(三十一日既報)。
大変盛り上がった昨年の文協会長選挙が背景にあることは言うまでもないのだが、ブラジルの法改正は、朝令暮改だからすぐに定款を改正する必要はなかった、という声を数人から聞いた。
実際昨年、民法が変更され、今回再度の改正に繋がっている。大原毅評議員会長も認めているが、全伯日系団体を含め、ほとんどの会は改正をしていないようだ。
日系人自身が美徳とする、その真面目さがゆえに振り回された感もあるのだが、これがいい効果に繋がればいい。
今回の発言の多くは距離を置いているとされる一世からのもの。来年四月選出の会長が百周年に直接関係することからも、摺合わせの最終段階に来ている。 (剛)
2006/11/01
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