【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】死者の霊を慰める「死者の日」の二日、サンパウロ市内の四十ヵ所の墓地とビラ・アルピナの火葬墓地は二〇〇万人の墓参り客で賑わい、周辺は例年通り渋滞となった。
また今年最後の週末連休とあり、墓参りを兼ねた地方へのUターンで国道は混雑を見せた。サンパウロ州海岸方向の州道で事故を記録した以外、全般的に大規模な事故が無かった。
サンパウロ市内で最大墓地の一つ、モルンビー墓地では朝から入口付近が渋滞となり身動きが取れなくなったことで、強盗が運転者から金品を強奪する事件が相次いだ。同墓地には警官のパトロールカーが二台しか常駐していなかったことが、被害拡大の原因となった。強盗にとっては、格好の稼ぎ場となった。
サンパウロ州ヴァーレ・ド・パライバ地区では乗用車やトラックの事故で四人が死亡、十一人が重軽傷を負った。アンシェタ・イミグランテス街道では一日深夜から二日午後五時まで一四万三〇〇〇台が海岸方面に向かったが、トラブルはなかった。
カステロ・ブランコとラポゾ・タバレスでは地方向けに八万四〇〇〇台が移動し、混乱したものの事故はなかった。
200万人が墓参り=渋滞で強盗の被害相次ぐ =サンパウロ市
2006年11月4日付け