南米各国から日系人の選手が集まり、スポーツを通して交流の輪を広げることを目的にする「友愛スポーツ大会」が先月十九日から二十二日まで、メキシコのカンクン市で開催された。
同大会は一九六八年年からほぼ二年おきに開催されており、今年で十七回目。参加人数は二百三十人。ブラジルからは全伯大会で上位入賞した実力者、約七十人が参加した。
ピラチニンガ文化体育協会の重田エウゾ会長によれば、ボーリングや陸上、卓球、柔道、バレーボールなどの競技がおこなわれ、三日間とも白熱した試合が展開されたという。
百メートルハードルの部で、十四秒四三の大会新記録で優勝したヘナータ・ミヤモトさん(25)は「目標を達成できてよかった」と笑顔。
男子百メートルの部で十秒四八で優勝したダニエル・コガさん(20)は、朝食会や夕食会が印象に残った。「違う国の日系人とこういう風に交流活動をするのは大事だと思う」と感想を話した。
男子走り高跳びで三位に入賞したブルーノ・イソダさん(26)は、お互いの国で日本の文化がどのように受け継がれているかなどを話すことができた。
次回の開催は〇八年のブラジル大会。重田さんは「メキシコの日本人会の方々は準備をよくしてくれた。交流活動も充実していた。〇八年の時には移民百周年にあわせて盛大に開催したい」と胸を弾ませている。
次回は08年、ブラジルで=日系スポーツ大会で好成績=メキシコ
2006年11月7日付け