コラム
先日アルジャゴルフ場で開催されたニッケイゴルフ大会を取材した。
若手の活躍が目立ったが、参加者の多くは五十代以上で、定年退職した人たちが中心。青空の下、気持ちよさそうにホールをまわっていた。
その中でも、西林聖総領事夫妻と親善ゴルフを楽しんでいたブラジルゴルフ連盟の野村理事長夫人は、この日ひときわ元気な姿を見せていた。本人の年齢はミステリーだが、人づてには昭和一桁代生まれと聞いた。
腰は曲がり、クラブの長さと身長があまり変わらないのではと思えるほど小柄な人だったが、ひとたびショットを振りぬけば、鮮やかな弧を描いてボールが飛んでいく。
一人でカートを乗る姿も華麗で手馴れたもの。話によれば現役時代は各大会で優勝を何度も飾ったほどの名手だったとか。昔とった杵柄とはこのことだと納得してしまった。(泰)
2006/11/09
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