ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 空の便、再び遅れ出す=慢性的問題の管制官不足

空の便、再び遅れ出す=慢性的問題の管制官不足

2006年11月14日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】二週間前から混乱が表面化した空の便の離着陸の遅れが一向に改善されず、十二日の全国の空港では半数の便が遅れを見せた。平均で一時間遅れだが中には十時間遅れも出た。
 遅れが多かったのはサンパウロ、ブラジリア、サルバドルの空港で、空港管理局によると、管制官の不足が原因だとしている。ブラジリアでは十二日、二人の管制官が病欠したのが遅れの原因だと説明しており、管理の不備をさらけ出している。
 サンパウロ市では十二日、九五〇便のうち午後七時までに五〇便が平均二時間の遅れを見せ、夜に入り三〇便となった。三便がキャンセルとなった。クンビッカ空港の最大の遅れは十時間に達した。
 リオデジャネイロ市のサントス・ドゥモン空港ではポンテ・アエレア一〇便が三〇分から四〇分遅れとなった。ジョビン国際空港では十二便に問題が発生した。サルバドルでは二二便の離陸予定便のうち十五便が二時間以上の遅れとなった。レシフェでは遅れが三時間以上だった。ベロ・オゾンテでも軒並み二時間遅れを見せた。