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◇コラム オーリャ!


コラム 

 日系人定住資格審査厳格化への直接のきっかけとなったペルー人による広島女児殺害事件から、今月二十二日で丸一年が経つ。
 広島市は被害者の月命日にあたる毎月二十二日を「子ども安全の日」と決めた。同日前後には、市内全小学校が全校集会を開き、命の大切さについて考える機会を設ける、と地元紙中国新聞は伝える。
 この名称には、二百七十一件もの応募があったようだ。これからも語り継がれていく事件だけに、子供への犯罪に対する市民の怒りが排他主義に向かわないことを祈りたい。
 同日の紙面に市内中学校に通う日系ブラジル人の投稿が載った。十四歳の目で見た両国の違いを挙げ、将来は日伯親善に役立ちたい、と結んでいる。自分の考えを新聞に投書。新たな〝芽生え〟を感じた。(剛)

2006/11/17

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