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サ・アマーロ=文化祭、人集め達成=賑やかに88演目披露

2006年11月22日付け

 汎サント・アマーロ連合文化協会(田代正美会長)の「第十二回文化祭」が五日、サント・アマーロ会館で開かれた。当日は八十八の演目を披露、連合婦人部の手料理が振舞われた。文化祭の最後には大きな輪を作って盆踊りを踊り、和やかな雰囲気が会場を包んでいた。
 同文化祭は以前、〃演芸会〃と呼ばれていた頃から数えると、今回で四十三回目になる。五年前からは、連合傘下の七支部以外にも出演、来場を呼びかけるようにした。「人を集めるようにしたいからね」と文化祭開催を引っ張ってきた柘植博嗣さんはいう。
 連合が設立された当時は十三支部あったが、エンブーラのように日本人会がなくなるところ、また合併するところもあり、現在は七支部が参加している。
 「演芸会のころは一日やっても終わらないこともあった」と振り返る柘植さん。大きかったころには千五百家族いたが、今は三百五十家族。八〇年代にはデカセギ訪日のため多くの人が街を出た。
 舞台上では、カラオケや日本舞踊、昭和日本語学校の生徒らによる合唱が披露された。同地には鹿児島出身者が多いことから天達市雄同県人会長も来場。北林副会長は「このような行事をしていくのが日系社会の大事な役割の一つ」と閉会の挨拶をし、会場からは拍手がおこっていた。