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PCCが女性軍団結成=男顔負けの戦士として暗躍
2006年11月24日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】サンパウロ州最大の犯罪組織、州都第一コマンド(PCC)の組織内に女性軍団が結成され、少なくとも十八人の幹部が存在することが、サンパウロ州保安局の調べで明らかになった。
女性軍団の誕生は国内犯罪史上初めてのことで、彼女らは州都第一女子第一コマンドと呼ばれている。これによりPCCは未成年による予備軍も含め、幅広い層の党員を抱えていることになる。
これら十八人の女子幹部は、男子幹部あるいは将軍と呼ばれる最高幹部から「洗礼」を受けた者で、一般組織内にも顔が知られて一目置かれている。洗礼を受ける際には男子党員同様に、PCCの十六カ条の掟に誓約し、違反した場合は除名処分になるほか、裏切り行為は男子と同じ制裁が待ち受けている。死だ。
女子幹部は市内の訓練所で機関銃や自動小銃の狙撃の訓練を受けて重火器の扱いは手慣れたもので、留置所を襲撃して仲間を奪回したり、警察署襲撃に加わるなど、男勝りの女戦闘士として暗躍している、洗礼を受けた上司の承認の下に、一般党員に命令を下す権利も与えられている。
女子幹部の中には麻薬取締法違反で逮捕されて刑務所暮しをしているのが数名いる。彼女らは刑務所内でパイロット(統制)の役割を果している。PCCでは同性愛を禁止しているので、これを監視すること、PCCにタテつく受刑者に制裁を加えること、時によっては暴動を煽動するなどが役目。サンパウロ州内には九八二四人の女子受刑者がおり、PCCがそれを統轄しているのが現状だ。
いっぽうで市内での女子幹部は、麻薬売買とくに経理を担当している、さらに仲間の家族への医療補助や遺族への生活補助の役目を担っている。