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6大州都で失業率低下=9・8%、正規雇用増える

2006年11月25日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】ブラジル地理統計院(IBGE)のデータによると、六大州都(サンパウロ、リオデジャネイロ、ベロ・オリゾンテ、ポルト・アレグレ、サルバドール、レシフェ)都市圏の十月の失業率が九・八%となり、今年に入り一月に次ぐ低い値を記録した。九月は一〇%だった。
 同圏内の就労者数は二〇六六万一〇〇〇人で、前月比〇・二%減少したが、完全失業者数も二二四万四〇〇〇人と前月比二・一%減少し、失業率は低下した。年末商戦の接近を反映し、商業部門の就労者数は前月比三・一%増、工業部門も一・二%増加した。
 正規従業員は前月比〇・八%、前年同月比で六・七%増加し、全就業者数に占める割合は四一・五%と、二〇〇二年三月の調査開始以降、最も高いものとなった。ブラジル地理統計院(IBGE)のアゼレード月間雇用調査部長は、就労者の所得増加と工業部門などの正規雇用の多い部門で契約が増えたためとみる。平均所得は一〇四六・五レアルと、前月比で一・二%、前年同月比で五・四%増加している。