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冷蔵庫普及で胃ガン減少=男性前立腺、女性肺ガン増加

2006年11月29日付け

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十八日】過去二十五年間に男女とも減少したガンは胃ガンで、男性は前立腺ガン、女性は肺ガンが大きく増加―。国立ガン研究所(Inca)が二十七日、国内のガンの現状と推移について発表した。
 胃がんが原因で死亡した人の割合は、一九七九年に男性が十万人当たり一六・五二人、女性が七・四九人だったが、二〇〇四年にはそれぞれ一一・六七人(マイナス二九・四%)、四・八六人(同三五・一%)に減少した。
 同研究所のシウヴァ理事長によると、胃がんの減少理由は、北部と北東部地方を中心に冷蔵庫が普及するとともに、肉の保存に使われていた塩の消費と体内への摂取が減ったためという。また、八二年にガンの原因の一つとみられるピロリ菌が発見され、抗生物質による菌の駆除が進んだことも理由に挙げている。
 一方、七九年に十万人当たり七・〇八人だった前立腺ガンによる男性の死亡者の割合は、〇四年には一三・八四人と九五・五%増加した。高齢化の進行と検診の改善が理由とみられる。女性の肺ガン死亡者の割合は、同期間に十万人当たり三・六一人から七・一一人へと九七%増加。これは女性喫煙者の増加が背景にある。
 患者数では、国内で最も多い皮膚ガンを除き、男性は前立腺(二六%)、肺、気管、気管支(一〇%)、胃(八%)の順にガンが多く、女性は乳房(二八%)、子宮(一一%)、直腸(八%)の順。肺ガンと乳ガンは半数以上が手遅れの状態で発見されるため、早期発見・治療の必要性を専門家らは訴えている。

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